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こんにちは、YUMIです。 最近観て心震えたのはこの映画。 ![]() 「どですかでん」 黒澤明監督の1970年の作品です。 近頃はめっきり日本映画ばかり観ていて、中でもこの作品は格別。 地味なストーリーでも素晴らしい作品は沢山あるのですが、私は比較的感度の低い方なのか、 全体から、ぐわっと襲いかかってくる様な凄まじさが明確な作品の方がどうやら好みの様です。 黒澤監督の作品では初めて観た、カラー映画でしたので、 その時点でかなり新鮮かつ興味をそそる作品でした。 ある貧しい街を舞台に描かれたこの作品は、Wikipediaによると「明らかな失敗」と綴られています。 しかし私は、今まで観た黒澤監督の映画の中でも1位2位を争う名作ではないかと個人的に思います。 現実離れしたきらびやかな世界の話や皆が憧れるヒーローとは一切無縁の世界のお話。 この話は悲しいことや辛いことの連続、「悲惨」と思ってしまうのが本当かも知れないですが、 自分達が生きる世界、この話の中の人々が生きる世界、 「世界」それぞれには必ず人の役目が存在するのじゃないかと考えさせられます。 お金の無い人、愚痴を言う人、お金を盗む人…、 この世界には沢山の目を瞑りたくなる様な事が次々に起こります。 しかし、それぞれを補うかのように、 人を庇う人、お金やご飯を恵む人、夢を語る人…そういう人が必ず存在するのです。 ![]() 忘れられないのはこの物乞いの親子の話。 恵んで貰った食べ物を息子が食べて死んでしまう。 それを只ただ見つめる物乞いの父親はずっと彼に夢を語っていました。 悲惨な状況でも必ず某か光を与える存在がいる事をこの映画では教えている様でした。 また、 一番始めのシーン、そして終わりは電車馬鹿の六ちゃんが締めくくる。 六ちゃんは毎日見えない電車で町中を走り回ります。 毎日、毎日、彼は同じ事を繰り返します。 この世は良い事も悪い事も毎日同じように巡り、そして去り、また訪れる様です。 ハッピーエンドとはほど遠い様な作品ではありますが、 見終わった後には、心を捕えて放さない魅力があります。 皆さん、是非観てみて下さい。 ![]() 最高。 YUMI
by mysisterroom
| 2009-10-26 14:27
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