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こんにちは、YUKAです。 先日weekly sisterでもお話したのですが、先日初めて日光に行ってきました。 日光山内は紅葉が少しずつ始まり、木々がとても美しいグラデーションを描いていました。 昔は桜が満開になるととても幸せな気分になったものですが、最近は専ら紅葉に心が動かされます。 今日はその際に訪れた日光東照宮美術館についてお話したいと思います。 日光東照宮美術館は、以前東照宮の社務所として利用されていたものを美術館として開放した建物です。 建てられたのが昭和3年の関東大震災の年とのことですが、その古さ故の貫禄を感じる、 とても趣きのある建物でした。 こちらでは、旧社務所の杉戸、襖などの障壁画のほか、掛け軸など日本画100点が公開されていました。 絵画は、日本画壇の巨匠「横山大観」が手がけた「朝陽之図」をはじめ「中村岳陵」「荒井寛方」「堅山南風」 などの逸品をじかに鑑賞することができます。 横山大観≪朝陽之図≫ これらの障壁画は8枚で構成されており、部屋の四方を囲むように配置されています。 しかし8枚の中で絵と呼べるものが描かれているのは、太陽一つだけ。 一見寂しいようにも思えるのですが、かえってこの一つの太陽に強烈に視線を奪われてしまいます。 とても斬新な作品です。 堅山南風≪鯉と額紫陽花≫ 荒井寛方≪老松≫ 中村岳陵≪端鳥≫ この美術館に展示されている作品のほとんどが、堅山南風、荒井寛方、中村岳陵の画伯の作品なのですが、合計で約150点を2ヶ月泊まり込みで描いたそうです。 この建物自体が美術館として開放されているため障壁画や掛け軸だけでなく、廊下や窓、梁に至るまで全てが芸術品のようで、中に踏み込んでその空気を感じられること自体がとても感動的な体験でした。 私はどちらかというと西洋画や現代美術が好きなのですが、今回の旅を通して日本画の良さに改めて気付かされたように思います。日本人であるからには、遺伝子に組み込まれている“日本”がこのような作品に感応するのでしょうか・・・。そう思ってしまう位、身体と心に入ってくる作品ばかりでした。 寺社に併設されている美術館等はついつい通り過ぎてしまう方が多いと思いますが、 (実際私がそうでした・・・) たまに立ち止まって足を運んでみると、新しい発見があるかもしれません。 YUKA
by mysisterroom
| 2009-11-08 00:00
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